子どもを産んだお母さんの最初の悩みは
「授乳」だと思います。
おっぱいにうまく吸い付けなくてなくて
泣き続ける我が子を前に途方に暮れたものです。
うまく飲ませることが出来ない事に
もどかしさを覚えるとともに
命を預かるこわさを実感したように思います。
今わたしは酪農家の嫁として、
生まれてから生後1カ月くらいまでの子牛の世話をしています。
何頭も哺乳をしているとあることに気がつきました。
自身の授乳では自分が飲ませるのが下手だと思い込んで
苦しい思いをしました。
しかし、子牛を観察していると、
最初から飲むのがうまい子
何度あげても舌を出してしまってうまく飲めない子
飲みたい気持ちが強すぎてうまく飲めない子
決して口を開けず、ガンとして飲まない頑固な子
生命力が弱くて飲む気力が湧かない子
本当にいろいろな子がいることがわかります。
子どもを授かって、嫌というほど無力感を味わってきました。
うまくいかないと、自分のダメさが目につき責めたくなると思います。
けれど、いくら頑張ってもどうにもならないことはあるのです。
むしろ、どうにもならないことだらけです。
だからこそ、疲れ果てて余裕のない自分を
許してあげてほしい、そう願っています。
未熟だから成長していける。
できたことに目を向けて
自分を褒めてあげませんか。
あなたの1番の理解者はあなた自身。
大変さも
苦しさも
喜びも
満ち足りる幸福感も
あなた自身が一番わかっているはず。
どんなにわかって欲しくても
自分以上にわかってもらうことは難しいです。
ないことに悲しみ求めるより
あることに気づき
支えてくれる人がいることに
感謝する。
そうしたとき
穏やかな世界が訪れるかもしれません。
あなたの育児のつらさと
孤独感が少しでも和らぎますように♪