『楽しく生きる!』第2実験室

自分の直感を頼りに、自分の感じたことを咀嚼するために文章にしています。 突っ走ったりやすんだりしながら、自分のペースを知るために日々過ごしています。 わたし自身、身近な世界のことで手一杯なのですが、 わたしのまわりにいる人たちが穏やかに過ごせることで、 そこからさざ波のように安心感が広がっていきますように。 

私の思う理想のお母さんをやらせてもらって10年が経ちました

「自分の中の理想のお母さん」をやらせてもらっていて思うことは、

子どもたちにとっては、

現実を突きつけるわりと残酷なお母さんかもしれないってこと。

 

 

お母さんとして

頭の良さよりも生き方に重きを置いて接してきました。

 

はたから見ると、怒らなそうとか

優しそうとか言われるのですが、

実際は不良少年に向き合う熱血教師ばりに

ガチンコ対決しています。

 

 

我が家は「働かざる者食うべからず」という方針なので、

子どもにも役割を果たすことを求めます。

どこかに属するということは 何かの役割を果たすということ。

最初は私からのお願いで始まった役割も、

今では自分たちで好きな役割を選び取って果たしてくれます。

楽チンなゴミ捨てを選ぶ日もあれば、

ちょっときつい肉体労働を選んで協力してくれる日もあります。

そして、 親が子どもに対してしていることは

当たり前ではないこと

一緒に住むということは

協力と思いやりが必要なこと

そんなことを伝えています。

 

 

時々、子どもに八つ当たりをされることがあります。

そんなときは

「話はいくらでも聞く!でもお母さんは八つ当たりされたら傷つくし、嫌だ!」

とはっきり言います。

 

 

 

学校の友達付き合いで苦労していた長男には、

 

・みんな仲良くは無理であること

・どこに行っても気の合わない人はいること

・人に嫌な部分があるように、自分も人から嫌だなと思われていることがある、

 だからおたがいさまだということ

・学校は人間関係を勉強する場所でもあること

・自分次第で楽しむこともできること

・学校に行く意味を見つけること

 

大人が言葉を濁してごまかしてしまうことも

はっきり伝えるようにしています。

 

 

 

自分の中の答えを見つけるのが苦手な次男とは

何度も何度も繰り返し繰り返し問い続けてきました。

 

すぐに感情にとらわれて

考えることをやめてしまったり、

興味が違うことに移って

解決しないままにしてしまったりします。

 

私自身もやっていることが正しいことなのか

それさえも分からなかったので

不安に駆られたり

気持ちが折れたりして

途方に暮れてしまうこともありました。

 

でも、私にいつ死が訪れても大丈夫なようにと

生きていく力と

考える力を

つけたいとなんとか諦めずにやってきました。

 

 

夫に熱意が伝わらず、本気であることを伝えるために家出をしたこともありました。

 

 

コロナが蔓延する前は、

「たとえ私が死んだとしても、子どもたちは大丈夫だと信じてる」

なんて話をすると

「子どもたちがかわいそう」

なんて言われたりしました。

うまく本質を伝えられないので

言葉にするのをやめ、 心に留めておくようになりました。

 

 

伝えたいことは全部伝えたし

たくさん愛も注いできた。

たくさん笑って

たくさん泣いて

たくさんケンカした

いろんな想いを共有してきたし

信頼関係も築いてきた。

やっぱり彼らなら大丈夫って確信してる。

 

 

年々私にできることは少なくなってきていて

子どもたちがやろうとすることに

「いいね♪」

と応援することや

不安そうな顔をしていたら

「大丈夫だよ」

と目配せすることくらい。

 

それと興味の幅が広がる工夫と

現実を見ていくことだけ。

 

 

 

ブログを書いていて涙が出でしまうことが時々あります。

どうやらまだまだ消化出来てない想いがあるみたいです。

 

 

 

子どもたちを知る人から

「子どもらしくていいね」

「素直でいいね」

と言葉をいただくたびに

ホッと肩を撫で下している私がいます。

 

子どもたちが

石を割って竹と組み合わせて

原始人みたいな斤を作ったり

卵の創作料理にハマって

どんどんレベルアップしていく様を見て

たくましさを感じている私がいます。

 

 

 

最後に去年の次男とのエピソードをお話しします。

 

ある日、次男の担任の先生から学校の授業で

「へそのを」についてやるので

「子どもにお手紙を書いてください」

と言われました。

 

生まれたときのことを

なんとか思い出して

気持ちを込めて書きました。

 

学校から帰ってくると、

「もう読んだから手紙いらない」

想いを込めた手紙があっさり手元に戻ってきました。

そして、しぶしぶ書いた手紙を出してきました。

開いてみてずっこけそうになりました。 

 

書いてあったのはたった2行。

 

 

「お母さんがいると、ぼくは安心します。

これからもよろしくおねがいします。」

 

 

 

この記事は10日前に書いたものだけれど、なかなか投稿できませんでした。

書いた後も葛藤があったりします。

けれど、今は心の中を整理し削ぎ落として行く時期だと思っているので、

見える形にして残そうと思います。

 

 

今日もあなたの心に安らぎと幸福感が訪れますように♪

 

 

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